長期的展望でODA大綱改正を


ペマ・ギャルポ

積極的平和主義へ一石

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ

 日本国政府はODA(政府開発援助)に関する大綱の改正を行おうとしている。これは日本国にとって大変重要なことであると考え、その方針に対して賛同するものである。特に注目すべきところは日本国の国益に即した形で行うという部分である。今までアジアの多くの国々に多額の援助をしてきたにもかかわらず、その相手国の国民に十分に伝わっていなかったり、或いは援助に対しての十分な感謝と正当な評価すらしていない国が存在している。


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