普天間でMV22オスプレイが公開


 昨年10月、米海兵隊の普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備された新型輸送機MV22オスプレイとフライトシミュレーター(模擬訓練装置)がこのほど、本紙など一部メディアに公開された。
オスプレイは在沖米軍(第3海兵遠征軍)の傘下の第1海兵航空団第36海兵航空群第265海兵中型ティルトローター機(傾斜式回転翼)中隊に所属する。同隊はオスプレイ配備に伴い改編された部隊で、「ドラゴン」の愛称を持つ。

 胴体部分(キャビン)は新品らしい匂いがする。座席はベンチ式ではなく一人掛け式で、長距離移動もそれほど苦にならないだろう。25人が着席できる。操縦室(コックピット)には五つの液晶画面があり、操縦は自動飛行操縦システムを採用するなど、最新鋭の技術が駆使されている。

 オスプレイ導入に伴い、パイロットが模擬操縦を行うフライトシミュレーター2機が設置した。

 シミュレーターはオスプレイのコックピットを再現し、窓には沖縄全域の風景が忠実に映し出される。滑走路から実際に飛び立ち、市街地や離島の上空を飛ぶ風景は実物そのものだ。あらゆる天候や風速が設定でき、事故やコンピューターの故障などといった不測の事態のシミュレートなど「どんなに危険な訓練も行える」と同隊副司令官スティーブン・パイラッタ少佐は言う。プログラムを変えれば本州や韓国などで模擬飛行をすることも可能だ。

 沖縄での訓練のうち31%はシミュレーターで行うといい、海兵隊の従来のヘリコプターの15%を大きく上回る。「模擬訓練によって人口密集地や夜間の訓練を軽減させ、リスクなしで熟練させることができる」と同少佐はメリットを強調した。
(那覇・豊田 剛)

 昨年10月、米海兵隊の普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備された新型輸送機MV22オスプレイとフライトシミュレーター(模擬訓練装置)がこのほど、本紙など一部メディアに公開された。
オスプレイは在沖米軍(第3海兵遠征軍)の傘下の第1海兵航空団第36海兵航空群第265海兵中型ティルトローター機(傾斜式回転翼)中隊に所属する。同隊はオスプレイ配備に伴い改編された部隊で、「ドラゴン」の愛称を持つ。

 胴体部分(キャビン)は新品らしい匂いがする。座席はベンチ式ではなく一人掛け式で、長距離移動もそれほど苦にならないだろう。25人が着席できる。操縦室(コックピット)には五つの液晶画面があり、操縦は自動飛行操縦システムを採用するなど、最新鋭の技術が駆使されている。

 オスプレイ導入に伴い、パイロットが模擬操縦を行うフライトシミュレーター2機が設置した。

 シミュレーターはオスプレイのコックピットを再現し、窓には沖縄全域の風景が忠実に映し出される。滑走路から実際に飛び立ち、市街地や離島の上空を飛ぶ風景は実物そのものだ。あらゆる天候や風速が設定でき、事故やコンピューターの故障などといった不測の事態のシミュレートなど「どんなに危険な訓練も行える」と同隊副司令官スティーブン・パイラッタ少佐は言う。プログラムを変えれば本州や韓国などで模擬飛行をすることも可能だ。

 沖縄での訓練のうち31%はシミュレーターで行うといい、海兵隊の従来のヘリコプターの15%を大きく上回る。「模擬訓練によって人口密集地や夜間の訓練を軽減させ、リスクなしで熟練させることができる」と同少佐はメリットを強調した。
(那覇・豊田 剛)

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