皇太子殿下、老人ホームに 「白米千枚田」も御訪問
石川県を訪問中の皇太子殿下は8日午後、輪島市の特別養護老人ホーム「ゆきわりそう」を訪問された。
皇太子殿下は、機能回復訓練の一環として入居者が水墨画を描く様子を見学。「上手ですね」「どうぞお元気で」などと声を掛けられた。その後、デイサービス利用者が笑いとヨガの呼吸法を取り入れた「笑いヨガ体操」をする姿も視察された。
これに先立ち、皇太子殿下は同日午前、同市の棚田「白米千枚田」を訪問。高校生だった1975年にもバスからこの棚田を眺められたことがあり、当時の写真を手に取って感慨深そうに見比べ、自ら棚田の写真も撮影された。
また、皇太子殿下は、江戸時代から続く珠洲市の塩田を訪れ、伝統の塩づくりの作業も見学された。海水を塩田までくみ上げることから「揚げ浜式」と呼ばれる製塩法で、皇太子殿下は海水を塩田にまく様子を興味深く御覧になった。
皇太子殿下は同日夕、民間機で帰京された。