眞子殿下、振り袖で国王夫妻御表敬
ブータン公式訪問 「大変うれしく」
【ティンプー時事】ブータンを公式訪問中の秋篠宮殿下御夫妻の長女眞子殿下(25)は現地時間の2日午前、首都ティンプーで行われた歓迎行事に臨み、ワンチュク国王夫妻を表敬された。午後はブータンに日本の文化を紹介する「日本週間」のオープニングイベントに出席し、式典でお言葉を述べられる。
歓迎行事は「タシチョゾン」という政府機関や僧院などを兼ねた城塞(じょうさい)で行われ、眞子さまはだいだい色の帯に松や梅の模様があしらわれた薄黄色の振り袖姿で御出席。伝統舞楽を披露しながら進む行列に先導され、やや緊張した表情で国王夫妻が待つ部屋へ向かわれた。
宮内庁によると、表敬は50分ほどで、通訳を交えず英語で行われた。眞子さまは「このたび訪問ができたことを大変うれしく思います」とあいさつした上で、「日本とブータン王国の友好関係がますます進むことを希望します」との天皇陛下のメッセージを伝えられた。
眞子さまの到着後、好天が続いていることに国王はほっとした様子で、ジェツン・ペマ王妃が「内親王殿下が太陽を連れてきてくださいました」と話す場面もあったという。眞子さまは続いて王宮で開かれた国王主催の非公式昼食会に出席し、夕方からはホテル近くの時計塔広場で開かれる日本週間のオープニングイベントに臨まれた。