両陛下、今春ベトナムへ
愛子殿下は高校生に
天皇陛下御一家が新年
天皇陛下御一家は1日、新年を迎えられた。天皇陛下は即位以降毎年、年頭に当たっての感想を宮内庁を通じ発表されていたが、行事が相次ぐ年末年始の負担軽減のため、今年から取りやめとなった。
天皇、皇后両陛下は今春、ベトナムを初めて公式訪問される。国内でも5月の全国植樹祭(富山県)、9月末からの国民体育大会(愛媛県)、10月の全国豊かな海づくり大会(福岡県)と、多くの行事への御出席が予定されている。
陛下は昨年8月、退位の御意向を強くにじませるビデオメッセージを公表。政府の有識者会議は今月中に論点整理を発表する予定で、政府は会議での検討内容を踏まえ、退位に道を開く法案を5月の大型連休前後に提出したい考えだ。
皇太子殿下は今年1年間、「日デンマーク外交関係樹立150周年」の名誉総裁に御就任。デンマーク御訪問の可否も検討されている。長女愛子殿下(15)学習院女子中等科3年は4月から高校1年生。体調不良で昨年9月から約1カ月半学校を休んだが、その後通常通りの登校に戻られた。
秋篠宮殿下御夫妻の長女眞子殿下(25)は6月にブータン公式御訪問を予定。長男悠仁殿下(10)は4月にお茶の水女子大付属小5年生に進級される。
皇居では1日に新年祝賀の儀が行われ、両陛下が皇族方や三権の長らからお祝いを受けられる。2日には一般参賀があり、両陛下と皇族方が計5回、皇居・宮殿のベランダに立たれる。