愛子殿下 19歳に
大学でオンライン授業続く
天皇、皇后両陛下の長女愛子殿下は1日、19歳の誕生日を迎えられた。3月に学習院女子高等科を卒業され、4月に学習院大文学部日本語日本文学科に進学。新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンライン授業が続いている。
宮内庁によると、高校卒業に当たり、源氏物語や枕草子など古典文学を読み、「平安時代の猫と犬-文学作品を通して-」と題するリポートを学校の基準(400字詰め原稿用紙30枚以上)の倍近い分量でまとめられた。大学では当初、オンライン授業に戸惑うこともあったが、パソコンにも慣れ、大学生になったことを少しずつ実感されている様子という。通学されたのは、10月の新入生向けガイダンスの日だけだった。
授業のない時間や休日には、両陛下と一緒に散策をするなど、御一家で過ごす時間を大事にされている。犬の「由莉」や猫の「みー」と「セブン」の世話をされたり、職員と屋外でバドミントンやバレーボールなどの運動をされたりすることもある。
11月には、秋篠宮殿下の「立皇嗣の礼」をテレビで見守られた。昨年春から続いた天皇陛下の即位関連儀式がこれで全て終わり、感慨深い様子だったという。皇室の歴史や伝統を学ぶ機会ともなり、成年皇族の務めへの心構えについて思索を深められている様子という。