在東京タイ大使館が日本旅行マナー10ヵ条
地球だより
ビザ免除で日本旅行を楽しむタイ人が急増している。
そうしたタイ人のマナー教育のため、在東京タイ大使館がフェイスブックで日本を旅行する際のマナー10カ条を掲載した。
10カ条の内容は①エスカレーターに乗る際には、関西など一部の地域を除き、左側に立ち、右側は急いでいる人のために空ける②地下鉄など公共交通機関では携帯電話で通話せず、マナーモードに切り替える③列に割り込まない④エレベーターに最初に乗った人が、後ろの人が乗る間、「開」ボタンを押し、降りる際には、同じ階で降りる人を先に行かせる⑤商店で代金を支払う際にはトレーの上にお金を置く⑥商店で店員が別の客に応対している際には、話し掛けずに待つ⑦公共の場で大声で話さない⑧ごみは分別して指定の容器に捨てる⑨車を運転する際は歩行者優先。横断歩道では歩行者が渡り終えるのを待ち、ホーンを鳴らさない⑩食事の際に、自分の箸で他人に食べ物を分けない――。
なるほどこの10カ条で、逆にタイ人の普通の生活が垣間見えるところが興味を引く。
タイでは公共交通機関での携帯電話の通話は普通に行われている。地下鉄や高架電車などでは大きな声で携帯電話を使う。ごみは生ごみだろうが何だろうが全てが一緒くたに捨てられる。車は大型車、高級車が優先され、さらに歩行者より車が強い。横断歩道で止まる車はほとんどなく、歩行者はタイミングを見計らって素早く渡る技術と胆力が要求される。
(T)