日本大好きJパーク ータイから
タイ人の日本への関心度は高いものがある。
日本とタイは長年、良好な関係を保ってきた歴史があるが、何よりタイ人の心をつかんだのは日本のアニメとドラマだ。特に若い人たちが日本に関心を持つようになる最大のきっかけは、アニメであったりする。
日本人が多く暮らすタイ東部のシーラチャには、「Jパーク」がある。
無論、JパークのJとはジャパンのJだ。江戸時代の日本の街並みをモチーフに造られた、まさに異国に造られた日本人村だ。中に入ると日本食レストランだけでなく、日本庭園を模して池には錦鯉(にしきごい)が泳ぎ、小さな金閣寺があったり、達磨(だるま)や河童(かっぱ)の像があったりもする。
イオンが経営するスーパーのマックスバリュもあり、総菜コーナーにはお好み焼きやたこ焼き、お寿司などもずらりと並んでいて壮観だ。
スターバックスコーヒーもあるが、これが江戸時代の茶屋のような造りであったりと、いろいろとインスタ映えするように工夫されていて、日本人も結構楽しめる。
ただそこは、いい加減なタイランド。東京タワーの絵が飾ってあるが、これがエッフェル塔っぽかったりする。
バンコクを代表する老舗ショッピングモール、マーブンクロンセンター(MBK)の最上階にあった日本食レストランのメニューに、カツ丼のことを「KETSUDON」とあったのを思い出してしまった。(T)