独立記念の定番バーベキュー


地球だより

 イスラエルは、5月9日(ユダヤ暦のイヤル月5日)に独立記念日(ヨム・ハアツマウート)を祝った。1948年にベングリオン初代首相がイスラエル独立を宣言してから、今年で71年目を迎えた。

 各地の記念会場では夜に、花火が打ち上げられ、市民らはイスラエル国旗を身にまとって繰り出した。記念の音楽コンサートなどの催しも開かれ、とある店では、アイスクリームが無料でサービスされるなど、祝賀ムードに包まれた。

 エルサレムやテルアビブなどの都市部の上空では午前中、伝統となっているイスラエル空軍による航空ショーが行われた。F16やF15戦闘機、KC707空中給油機、C130Jスーパーハーキュリーズ輸送機、最新のステルス戦闘機のF35なども姿を見せた。

 イスラエルでは、独立記念日といえば、バーベキューが定番となっている。家族や友人が集い、公園や庭で炭火をおこし、肉の串刺し(シシリク)や挽(ひ)き肉の団子(カバブ)を焼いて食べる。わが家でも、炭火で焼き鳥を楽しんだ。

 独立記念日に当たり中央統計局は、イスラエルの人口が900万人に達したと発表した。現在、ユダヤ人が約669万人、アラブ人が約189万人、その他の約43万人が住み、他にも、外国人労働者や不法移民など約16万人が住んでいるという。

 人口は、この1年間に17万7000人増加しており、独立100年目を迎える2048年までには、1500万人に達すると予測されている。

(M)