千葉市が全国に地域資源の魅力を紹介

子供向け絵本を製作、病院の待合室や銀行などにも配布

千葉市が全国に地域資源の魅力を紹介

絵本『ぼくの わたしの ちばしじまん 4つのたからもの』

 千葉市は、このほど、子供たちや保護者、教育関係者に四つの地域の魅力を知ってもらうために絵本『ぼくの わたしの ちばしじまん 4つのたからもの』を作成した。千葉市の魅力をPRするため、市内図書館などに配架するほか、病院の待合室、銀行などにも配布している。また、中央図書館に40冊置き、各学校の学級図書として貸し出しもしている。

 表題の「4つのたからもの」とは、千葉市内の「加曽利貝塚」「オオガハス」「千葉氏(千葉市の礎を築いたとされる一族)」「海辺」の4地域のこと。同市は2016年に四つの地域を「地域資源」として位置付け、歴史や施設、自然を通して、市民の誇りを高め、PRに力を入れて、2026年を目標に、地域外からの来訪者、移住希望者を増やそうと試みている。

 未就学児から小学校1年生くらいの子供向け本として年表や図表を入れて、分かりやすく、親しみやすい絵と文章で構成され、子供が親に質問した時などに利用できる解説も付けられている。同市の書籍作成担当者は「子供たちに誇りを持ってもらい、郷土を愛する気持ち、千葉市民としての気概を持ってもらいたい」と語っている。発行元は千葉日報社、1080円で全国の書店で販売もしている。