「のこさずたべよう たいせつないのち」
食品ロス削減で、熊本県がHPに絵本を公開
食品ロス削減を勧める熊本県は、地元の野菜を題材に食や環境保護への関心を高めるため、保育所など未就学児向けの環境教育資源として作成した絵本「ピーマンになっちゃった!~のこさずたべよう たいせつないのち~」をホームページで公開した。
同県は、子供が幼稚園や保育園で「紙芝居」や「絵本」で学んだことを各家庭で親に話し、行動に起こすことに着目し、ピーマンのほか、同県特産のカライモ、やまえ栗なども登場させ、子供たちが身近な食材を通して親子の会話・信頼関係構築のきっかけにし、食品ロス削減を各家庭への啓蒙(けいもう)・波及効果を見込んでPDF形式の絵本を作成した。
熊本県のホームページで次のように呼び掛けている。「廃棄物(国内)は年間約2775万㌧発生、そのうち食べられるにもかかわらず廃棄されている食品は621万㌧発生していると推計されています。この食品ロス621万㌧は、企業活動から339万㌧、家庭からは282万㌧が排出されていると推計されており、これらの減量が国際的な課題となっています」
熊本県は、製造段階では、フードバンクを活用することで食品のロスの削減を提案し、また、飲食店・小売店に対しては、九州食べきり協力店に登録し、利用者に食品ロスの削減を呼び掛ける。全16㌻で、ダウンロードでき、プリントした用紙の製本についても書いてある。






