米でオピオイド蔓延が深刻化
岩城 喜之 2017/10/12 写真|北米・中南米 [会員向け]
米国でオピオイド系薬物の乱用が深刻化している。鎮痛剤として1990年代から多くの患者に処方されてきたが、長期間にわたって大量に服用したことで依存症に陥る人が続出。オピオイドを処方されなくなった後も違法な薬物に手を染める人が後を絶たず、大きな社会問題となっている。(ワシントン・岩城喜之)
「オピオイドの蔓延(まんえん)は国家の非常事態だ」
トランプ米大統領は8月10日、オピオイドの過剰摂取による死者が年々増加している現状に危機感をあらわにした。
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