選挙にらみ変貌する民主党
チャールズ・クラウトハマー 2016/4/19 コラム|北米・中南米 [会員向け]
クリントン主義が崩壊
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー
【ワシントン】こんなに変わってしまった。共和党の話ではない。共和党の有権者の37%が支持する最有力候補が、貿易、補助金改革、小さな政府、パックスアメリカーナに関する、場合によっては中絶までも含む、レーガン後にずっと守られてきた基準を否定する事態になっている。だがその共和党ではなく、民主党の話だ。
1990年代の中道左派、(民主、共和両党から距離を置く)トライアンギュレーション、ニューデモクラッツのクリントン主義は死んだ。いつの間にか力を失い、創設者自身の手によって完全に、あっさりと葬られた。
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