“核暴走”の前に立った韓国の次期指導者たち
韓国紙セゲイルボ
次期指導者たちは、大韓民国を安全に守るために何が最善なのか悩んで討論して探索しなければならない。
12日、大統領府会合で朴槿恵(パククネ)大統領と与野3党代表は顔だけ赤らめて別れた。相手に対する配慮どころか、言いたいことを言い放った席だった。
金正恩(キムジョンウン)の核暴走という大型安保危機に打ち勝つ最高の武器は国民の団結だ。「平壌を塵にする」という式の言葉の爆弾だけで危機は超えられない。危機であるほど国民の力を一つに集める政治力が必要なのに、朴大統領と与野党代表らは期待に応じられず、不安を育てた。
米政界ではドナルド・トランプ氏が「嘘つき」やら「詐欺師」のような下品な禁忌語を吐き出している。共和党は分裂し、国が真っ二つになるのは避けられない。それでも米国の指導者は国家安保の危機の前で光る指導力を発揮することができる。大統領は超党派的な模範を見せて説得することができ、野党も党派を超越して、挙国的に最高指導者の後に立つことができる。だから世界最強大国なのだ。
来年の大統領選挙の時代精神は何か。経済的両極化、青年失業、高齢化社会、福祉イシューなどおびただしい。金正恩の核暴走は次期指導者らに宿題を投げた。国家安保と韓半島平和は主要イシューになる。少なくとも10~20年後の韓半島の未来を描くことができる指導者の後に国民は並ぶだろう。
(白永詰(ペクヨンチョル)編集者、9月13日付)
※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。