殺菌剤が広げた「毒」と波紋、韓国で143人が肺疾患で死亡


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政府の監督姿勢にも批判

 冬場を中心に大陸性の乾燥した日が続く韓国では家庭や職場、病院などで加湿器がごく普通に使われている。その加湿器に入れる殺菌剤が原因とみられる死傷事故が多発している問題が最近になって大きな関心を集め、メーカーの元社長らが業務上過失致死の疑いで逮捕される事態となった。

 「Oxy Out!」

 多数の犠牲者を出した疑いが持たれているオキシー社に対し、韓国では同社を糾弾したり同社製品の不買運動を呼び掛ける記者会見で、こうしたプラカードを掲げる場面が頻繁に見受けられるようになった。


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