最新統計に見る現代韓国人像


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家族の絆、希薄化に拍車

 若者は結婚への執着がなくなり、老いも若きも一人暮らしが増え続けている――。儒教文化が根強く残り、家族を大事にするとみられがちだった韓国の最新統計からこんな現代韓国人像が浮かび上がった。背景には就職難や女性の社会進出などの事情があるとみられる。(ソウル・上田勇実)

 韓国統計庁が先週発表した「2015韓国の社会指標」によると、14年に結婚に対する考え方を満13歳以上の男女を対象に尋ねた結果、「必ず結婚すべき」「結婚した方がいい」と答えた人は合わせて56・8%で、08年(68・0%)、10年(64・7%)、12年(62・7%)と減少が続いている。


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