カトリック教会性的虐待問題、フランシスコ・ローマ法王窮地に


フランシスコ・ローマ法王

 「聖職者による未成年者への性的虐待事件はバチカンの9・11(米同時多発テロ)だ」。前ローマ法王ベネディクト16世の私設秘書ゲオルグ・ゲンスヴァイン大司教がこう表現したほど、ローマ・カトリック教会は揺れている。

 フランシスコ法王が危機に面した直接の契機は、前駐米大使のカルロ・マリア・ビガノ大司教が「フランシスコ法王は米教会のセオドア・マキャリック枢機卿の性的犯罪を知りながら、それを隠蔽してきた」と指摘し、法王の辞任を要求したことだ。


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