天安門でも、どこでも 頑張る母たちへの応援歌


山田寛

 人権派圧迫を強める習近平現政権。一昨年政権が、活動を停止すれば示談金を支払うと提案、母側が拒否したとか。母たちは「習政権は、中国を毛沢東時代に戻しつつある」と非難した。毎年3月開催の全国人民代表大会に、事件の議論を求める手紙を送ってきたが、今年は「ウシの前でピアノをひくのはもうやめた」。4月、事件後米国に亡命した元学生指導者が、「危篤の母親に一目会いたい」と訴えたが、入国を拒否された。

 そんな出口のない状況でも、母親の一人は先月、米ラジオでこう強調した。「息子を失った直接的苦しみは多少弱まったが、闘う決意は一層強まっています」。


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