学校図書館の役割は? 本好き増やし学力を育む
◆ きょういく Q&A ◆
Q どの学校にも学校図書館はあるのです。
A 学校図書館法で、学校には、学校図書館を設けなければならないと決まっています。「図書室」など、実際の名称はさまざまです。
Q 学校図書館には、本しか置いてはいけないのですか。
A 本以外のものも置いています。新聞・雑誌・DVD・録音したカセットテープなどがあります。写真・リーフレット・パンフレット・新聞の切り抜きなど情報ファイルとして資料になるものもあります。
各学校で、新聞を活用した学習を行うための環境を整備するよう、地方財政措置が行われるようになりました。
Q どうして学校に図書館を設けているのですか。
A さまざまな本との出合いは子供の心を育て、人生をより豊かにし、生きる力を与えてくれます。読書によって、基礎的な知識・技能とともにそれらを活用して、さまざまな問題に対応する力を身に付けることができます。
全国学力・学習状況調査では、読書好きの児童生徒の方が国語に限らず、学力調査の正答率が高い傾向が見られました。
Q 学校図書館にいる先生の役割は?
A 子供たちに読書の魅力や、本を使って調べることなどを教える専門的な「司書教諭」を置くことになっています。さまざまな事務にあたる担当職員(学校司書)や、ボランティアの人がいる学校図書館もあり、利用する人の相談に乗ったり、読み聞かせをしたりすることもあります。