米国の後退でロシアが台頭


Charles Krauthammer

一国平和主義は幻想

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 25年前の1991年12月、共産主義は死んだ。冷戦は終結し、ソ連は消えた。現代史の中で最大の帝国崩壊であり、銃弾は一発も発射されなかった。聖書的規模の出来事であり、私と同世代の人々は、生きている間に見ることはないだろうと思っていた。詩人ワーズワースはフランス革命についてこううたっている。

 「生きて夜明けを迎えることは至福の喜び。だが、若きことはそれに勝る喜び」


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