ブラジルで世界一高いプレステ4
地球だより
発売開始から24時間で100万台を売り上げるなど、ゲーム愛好家の間で話題になっているのが、ソニーの新作「プレイステーション4(プレステ4)」だ。
ブラジルでのプレステ4の発売は11月29日だった。同製品の日本での発売は来年2月になるため、日本のゲーム愛好家にとってはうらやまい話だ。話題になっているのがその販売価格。3999レアル 、なんと日本円にして18万円にもなる。
米国での販売価格が399㌦(約4万円)、日本の販売予定価格が4万1979円なので、ブラジルでのプレステ4の価格は日米の4倍以上ということになる。
ソニーブラジルによると、ブラジルの高い輸入関税や流通経費、保証体制や現地での利益などを入れると、どうしてもこのような価格になるという。
平均給料が先進国よりも低いブラジルの庶民にしてみれば、プレステ4はとても手が届かない高嶺の花、プレステ2が比較的低価格(約2万円)で手に入るゲームコンソールということで、未だに人気がある。ブラジルならではのゲーム機事情だ。
一方、サンパウロの有名電気街やブラジルのインターネット・オークションサイトでは、新型のプレステ人気にあやかろうと並行輸入などを手がける業者が、ブラジルの定価を大きく下回る価格で販売している。
この中で、プレステ4を2999レアル (約13万5000円)で販売しているオークションサイトでは、購入希望を伝える購買者たちの熱いメッセージが並んでいた。もちろん、ソニーブラジルの正式な保証が得られるわけではない。
(S)