大きなステップ、オバマ大統領が広島を訪れる時


山田寛

 今月末の伊勢志摩サミットを機に、オバマ米大統領の広島訪問が実現する。2009年の就任直後の演説で、「核兵器を使用した唯一の核保有国」として、「核のない世界平和・安全」追求の先頭に立つと宣言し、ノーベル平和賞も受賞したオバマ氏。その後、実行面では大した成果を挙げられなかったが、最近もそれに向けての「米国の道徳的義務」に言及している。広島を訪れることにより、その姿勢は貫徹される。

 私は、1985年9月のパリで見た一場面を思い出す。


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