一貫性欠くトランプ氏の外交
チャールズ・クラウトハマー 2016/5/03 コラム|北米・中南米 [会員向け]
前面に「米国第一」主義
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー
【ワシントン】米国の選挙が、外交問題に左右されることはない。外交は、西側の国の中で最も米国が興味のない分野だ。理由は簡単だ。必要がないからだ。この生来の孤立主義は、米国の地形的例外主義からきている。ビスマルクはかつて、米国はあらゆる大国の中で最も幸運な国だと言ったとされている。両側に弱い国が接し、他の両側には魚がいるからだ。
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