イランの狙いは制裁緩和


チャールズ・クラウトハマー

核開発止められない暫定合意

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 【ワシントン】報道によると、話題を変えようと必死の大統領と、名声を得たくて必死の国務長官が、イランと「暫定的」核合意を交わそうとしているようだ。それまで寛容だったフランスはこれを「いんちき交渉」と呼んだ。

 10年もの間、交渉相手をはぐらかし、見下してきたイランがテーブルに着いたのは、経済制裁の影響があまりに深刻で、政府が国の存続に関わると考えるようになったからだ。理由はそれだけだ。イラン通貨は暴落し、インフレも進んでいる。


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