悪用される政治献金者名簿


チャールズ・クラウトハマー

反対勢力追及の道具に

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 【ワシントン】企業献金をめぐる議論は決して終わらない。理由は簡単だ。議論を行う両者が恩恵を受けているからだ。

 まず、当然ながら、お金で発言力を増すことができる。ほとんどの人々にとって政治家や団体に献金することは、発言力を増す最も有効な方法だ。だが、驚くべきことに、論説委員や現職政治家らはこのような主張を真っ向から否定する。大勢の読者や聴衆をすでに持っている人々であり、独占状態が下層の大衆や成り上がりの金権政治家に浸食されるのが嫌だからだ。


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