濱口 和久
人質救出と情報力
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人人質事件では、2人(後藤健二氏、湯川遥菜氏)が犠牲となった。 この事件を受けて、「海外で邦人が危険な状態(人質事件など)に陥ったときに、陸上自衛隊の特殊作戦群や第1…
パラオで続く日本兵の慰霊
拓殖大学日本文化研究所客員教授 濱口 和久 両陛下70年節目に御訪問 現地人退避させた軍は全滅 天皇・皇后両陛下が、戦後70年の節目にあたり、パラオ共和国を公式訪問されることが1月23日の閣議で決定した。両陛下は以前…
テロとは違う特攻隊
1月13日付朝日新聞夕刊に、次のような記述があった。 「少女に爆発物を巻き付けて自爆を強いる過激派の卑劣。70年前、特攻という人間爆弾に称賛を送った国があった」。 この記述に対して、1月29日付産経新聞で、宮本雅史…
沖縄の民意と報道倫理
安倍晋三政権は1月14日、一般会計の総額が過去最大規模の96兆3420億円となった平成27年度予算案を閣議決定した。予算案の中で、防衛費は前年度比2・0%増の4兆9801億円が計上され、第2次安倍政権発足以降3年連続の…
海自待望の多機能艦
今年3月、海上自衛隊最大級の護衛艦「いずも」(ヘリコプター搭載護衛艦)が就役する。 「いずも」は大東亜戦争の緒戦に機動部隊の旗艦として活躍した旧海軍の空母「赤城」とほぼ同じ全長248㍍の飛行甲板を持ち、基準排水量1万…
F35と日本の技術力
米国政府はアジア太平洋地域での最新鋭ステルス戦闘機F35の整備拠点として、日本とオーストラリアを選定した。航空自衛隊が導入する42機や在日米軍の所属機が整備の対象となる。 F35とはどのような戦闘機なのか。簡単に説明…
少子化時代の人材確保
平成26年度の自衛隊募集・援護担当者会議が先月10、11日の2日間にわたって防衛省内で行われた。この会議での主要テーマは、少子化に伴う人材確保の問題だ。 会議では冒頭、陸上幕僚監部募集・援護課長の兒玉恭幸1佐から、次…