中東で失われる米国の覇権
チャールズ・クラウトハマー 2016/12/28 コラム|北米・中南米 [会員向け]
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー
オバマ大統領が執務室を去るまでわずか数週間を控えて、シリアのアレッポが陥落した。後退と撤退のオバマ氏の中東政策だからこその結末だ。破壊された都市の哀れな姿こそ、まさにこの中東政策の結果だ。年末の記者会見でオバマ氏は、いつもと同じごまかしで自身の無為無策を正当化した。どちらかに肩入れするか、イラク・スタイルの大規模な地上軍派遣かどちらかしかなかったと訴えた。
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