事実歪める共産・藤野発言


尾関 通允

平和と安全守る防衛費

経済ジャーナリスト 尾関 通允

 参議院選挙戦の最中に、共産党の藤野保史政策委員長(当時)が国の防衛費に関して「人を殺すための予算」と発言したことは、この人物が同党の政策を吟味し選択し策定することに関して強い発言権を持つ地位にあっただけに重大な意味を持つ。何より事実に反する。

 最近の熊本を中心に九州を襲った熊本地震、それより前の中越地震、阪神淡路大震災、5年余り前の東日本大震災―そのたびに自衛隊員が出動してそれこそ自らの危険をものともせず被災者たちの発見と救助に当たっているのが実情にほかならない。海外でも平和維持活動のために貢献している。


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