奴隷制受け入れた建国の父
チャールズ・クラウトハマー 2015/5/12 コラム|北米・中南米 [会員向け]
向上する人類の倫理観
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー
【ワシントン】これまであらゆる人々が、あがめられ、洗練された人物も含め、現代ならば非道と考えられるようなことに、どのような理由があって関わるようになったのか考えることがよくある。例えば奴隷制だ。建国の父らも、崇高な理想を持ち、自由のために尽力していながら、一方で奴隷制を受け入れ、一部はこれに加担した。その80年後、奴隷制に強く反対した聖人リンカーンですら、少数派アフリカ系米国人の間では否定的に捉えられるようになっていた。
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