米で見直される聖書教育


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学力・モラル向上の効果

 米国の公立学校で聖書を選択科目で教える州や学区が増えている。若い世代で聖書離れが進む中、文化や歴史、宗教などへの理解を深めるには、聖書の知識が欠かせないと再認識されつつあるためだ。聖書を教えることは生徒の教養を高めるだけでなく、学力やモラルの向上にもつながると、教育関係者は期待を寄せている。(ワシントン・早川俊行)

 キリスト教徒が国民の8割近くを占める米国だが、聖書と公教育の関係は敏感なテーマだ。最高裁判所が1963年に、公立学校で聖書を朗読させることは政教分離原則に反するとの判決を下したためだ。


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