編集局 2014/7/10 ロシア [会員向け]
ウクライナ東部ドネツク州の親ロシア派武装勢力「ドネツク人民共和国」は5日、政府軍の攻勢を受け、州北部の拠点スラビャンスクとクラマトルスクから撤退した。親露派は州都ドネツクなどでゲリラ戦で抗戦する構えであり、多くの市民を巻き込む可能性もある。ロシアは親露派勢力を煽(あお)ることでウクライナ新政権を牽制(けんせい)し、同国に連邦制を導入させようとしてきたが、ウクライナ新政府は親露派を制圧する勢いであり、ロシアの目論見(もくろ)は狂いつつある。(モスクワ支局)
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