「建設韓流」を持続させようとするなら


韓国紙セゲイルボ

 ベトナムの首都ハノイ市内を見回すと、あちこちに「最大投資国」韓国の姿が見える。市内で最も高い建物は慶南企業が建てた「ランドマーク72」だ。72階はベトナムで最も高い。少し離れたところには「ロッテセンターハノイ」がある。65階でベトナムで2番目に高いといった具合だ。

 今までは良かった。今後もそうだろうか。韓国の建設企業がベトナムだけでなく引き続き東南アジア、中東などで常勝疾走することができるだろうか。生半可に「そうだ」と答えることは難しい。

 建設業界は海外事業を受注する時、資金動員能力を最も大きい要素に挙げる。だから海外建設金融支援拡大が切実だ。

 もちろん、建設会社自ら施工だけでなく、資金調達と運営など全段階におけるソリューションを発注処に提供する能力を育てることが先決だ。

 「建設韓流」「イラン発第2の中東特需」等、耳に優しい言葉は取ってつけることもやさしいが、建設業界の内実強化と適切な政策支援が両輪のように連動して作動しなければ、こうした言葉はただの「光沢のよい野生のアンズ」(見た目だけが立派)に終わることになる。

 建設会社の骨を削る自救努力と、こうした資格を備えた業者に対する政策当局の細かい支援が必要だ。それでこそ昨日の敵が今日のパートナーになったベトナムのように世界あちこちに韓国建設の新しい歴史が開かれる。

(羅基天(ナギチョン)産業部次長、3月14日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。