学術会議と日本共産党 創設時から70年かけ浸透


東京都港区六本木にある日本学術会議の事務局(石井孝秀撮影)

学術会議と日本共産党(上)

 新会員6人の任命拒否に端を発し、日本学術会議の在り方が問われている。学問の自由を言いながら、実際はそれを制約する同会議の問題は、創設期から続く日本共産党との関係から見てゆく必要がある。(日本学術会議問題取材班)

 日本学術会議は日本が占領下にあった1949年、連合国軍総司令部(GHQ)の主導でつくられた。日本の軍事的無力化を最優先に進められた“民主化”政策は、学問・科学技術の分野にも及んだ。創設翌年に「戦争を目的とする科学研究には絶対従わない決意の表明(声明)」を発表している。


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