なでしこジャパン、五輪直前合宿を大阪で開始


14日に豪州と本番前最後の強化試合、万全の準備を誓う

なでしこジャパン、五輪直前合宿を大阪で開始

東京五輪の直前合宿で練習するなでしこジャパン=10日、大阪府内(時事)

 東京五輪サッカー女子の日本代表(なでしこジャパン)は10日、大阪府内で直前合宿を開始した。14日に本番前最後の強化試合となるオーストラリア戦(京都・サンガスタジアム by KYOCERA)を控える。合宿初日は持久力テストやパス回しなどで調整し、南(浦和)は途中から別メニューだった。

 なでしこは21日に始まる五輪1次リーグE組の初戦でカナダと対戦。新型コロナウイルスの影響で格上との対戦は約1年半遠ざかっており、五輪出場国の豪州との一戦はチームの完成度を測る上で重要だ。清水(日テレ)は「個人としてもチームとしても理解度を上げたい」と述べ、男子高校生チームとの実戦で培ったクロス対応の成熟を示そうとしている。

 本大会で2戦目までの会場となる札幌ドームは、9日夜に無観客開催が決まった。「皆さんの前でプレーしたかったが、やるべきことは変わらない。上を目指して頑張るだけ」と遠藤(日テレ)。ホームの後押しがなくても、万全の準備を誓った。