文化庁などが計画、文化芸術の担い手に職域接種
国立劇場で開始、打撃を受けた文化芸術活動の再開を支援
文化や芸術活動の担い手を対象とした新型コロナウイルスワクチンの職域接種が5日、東京都千代田区の国立劇場で始まった。コロナで打撃を受けた文化芸術活動の再開を支援しようと、文化庁や関係する独立行政法人が計画した。
文化庁によると、当面は接種を希望した156団体のうち、抽選で選ばれた78団体2060人が対象。8月中旬以降は接種会場を港区の国立新美術館に移し、フリーランスも含めた計約1万5000人に接種する予定という。
5日に1回目の接種を終えたパフォーマンス集団「破天航路」代表のSADAさん(42)は「コロナ禍でほとんどのライブや舞台ができなくなり、今年初めての公演が8月にルーマニアで行われる。団体として職域接種させてもらい、本当にありがたい」と話した。