開閉会式の輸送テストを実施、感染対策を確認
深夜に国立競技場の周辺を交通規制、「走行は順調」
東京五輪・パラリンピック組織委員会は開閉会式で選手らの輸送を円滑に行うため、19日深夜に式典の会場となる東京・国立競技場の周辺を交通規制して、バスの運用などをテストした。
晴海の選手村からは組織委職員ら約750人をバス80台で国立競技場まで運び、他に要人らのホテルから51台、報道拠点の東京ビッグサイトから12台。築地の車両基地からそれぞれの出発地点にバスが向かい、国立競技場までの運行をモニターした。選手村からの所要時間は約30分。組織委の担当者は「走行は順調だった」と話した。
感染対策として距離を保って歩き、競技場に入る際は表示で列を分けて間隔を取ることなどをチェック。バスは車内の消毒や換気を確認した。