エンゼルスの大谷翔平、豪快な2本のアーチ
早々と「本塁打競争」への出場を表明、トップとは1本差
オールスター戦前日にある本塁打競争(7月12日)への出場を表明した直後の試合で、エンゼルスの大谷が豪快な2本のアーチを架けた。3点リードの五回1死一塁では、内角の速球をたたいて弾丸ライナーで右翼手の頭上を越える一発。この一打で3年ぶりに20号をマークすると、八回は内角寄りに来た約145キロを高々と左中間へ運んだ。
2019年6月以来となる1試合2本塁打。ここ4戦で4本の固め打ちで、両リーグトップに1本差と迫った大谷は「常にセンターを狙って、あとはコースによって左右に飛んでくれたらいい」と冷静に振り返った。
試合前に行われた本塁打競争出場に向けた会見では、「常に試合でも、ホームランになるようなスイングはしている。普段通りの打ち方をすれば、ホームランにはなる」と豪語。その言葉通りの打撃を体現してみせた。
大谷のプレーに引っ張られるように、チームも11得点を挙げる猛攻で勝率5割復帰。試合中に幾度となく、スタンドからの「MVP」コールを受けた大谷は「もっともっと(観客が)入ってくれたらうれしい」と無邪気な笑みで勝利を喜んだ。(アナハイム時事)