空を仰いで深呼吸、世界で唯一の「空気まつり」


山形県朝日町の空気神社で、健康に過ごせるようお祈り

空を仰いで深呼吸、世界で唯一の「空気まつり」

深呼吸をする祭りの参加者=5日午前、山形県朝日町(時事)

 世界で唯一空気を祭る山形県朝日町の空気神社で、「空気まつり」が2年ぶりに開かれた。

 新型コロナウイルス対策で規模を縮小したが、2日間で約1300人が訪れた。同町は国連が定める世界環境デーの6月5日を「空気の日」と制定。地球環境を考える機会にしてほしい考えだ。

 祭りに来た人は、境内で空を仰いで深呼吸したり、この期間だけ公開される地下の本殿を参拝したりした。同県東根市から訪れた女性会社員(18)は「静かな本殿で空気の存在を改めて感じた。健康に過ごせるようにお祈りをした」。