ラグビー日本代表が再スタート、課題を残す
ボール争奪戦で苦戦、強化試合でサンウルブズを下す
日本代表にとって2019年ワールドカップ(W杯)日本大会以来の試合。フランカーのリーチ主将が「ブレークダウン(タックル後のボール争奪戦)がしっかりしないと、自分たちのラグビーができない」と振り返ったように、課題が明確となった一戦だった。
先発に前回のW杯代表を13人並べたが、前半は敵陣でプレーする時間をほとんどつくれず、トライを奪えなかった。接点での激しさは相手が上。急造チームでディフェンス練習をほぼできていなかったというサンウルブズの防御網を破れず、逆にラックで圧力を受けてボールを失った。
11点を追ってスタートした後半には改善が見られ、攻撃のテンポが良くなった。途中出場のタタフの突破力や、モールでの優位を生かして勝利を収めたものの、フッカー坂手は「(今回のような)前半の入りをテストマッチですると、本当に取り返しがつかない」と反省する。
26日には、さらにフィジカルが強いライオンズとの対戦を控える。ジョセフ・ヘッドコーチは「2週間、いい準備をやっていきたい」と修正を誓った。