頼もしいベテラン、ソフトバンクの長谷川が活躍
久々のスタメンで2本塁打、「より技術を磨いていく」
限られた出番で結果を出すのが、ソフトバンクの長谷川のすごみだ。今季5度目のスタメン起用に2本塁打の活躍で応えてみせても、「いつも通りの準備をした」と淡々と振り返った。
5番左翼で出場。二回に先頭柳田のソロで1点差に迫り、「ギータが打って、いい勢いのまま打席に立てた」。サンチェスの甘く入った変化球をうまくバットに乗せた。打球は右中間テラス席へ飛び込む1号同点ソロとなった。
四球を挟んで第3打席は五回2死一、二塁で回ってきた。「あまり配球とかは考えず、来た球にしっかり反応するスタイルをつくってきた」。サンチェスの1ボールからの失投を確実に捉え、この日2本目となるアーチを架けた。
15年目の今季は、ほとんどが代打。古傷を抱える右足首に気を使う日々だが、「肉体的な変化はある。より技術を磨いていかないといけない」と心得る。この日は左翼守備で好捕も見せた。
若手に対しては積極的に助言し、自身は出番に備えて準備を怠らない。「自分の技術を打席で出せるように。継続してやっていけたら」。落ち着いて構える姿もベテランらしい。