「五輪の大きさ感じた」、競馬の武豊騎手が走る


トレーニングセンターの地・滋賀県栗東市で聖火をつなぐ

「五輪の大きさ感じた」、競馬の武豊騎手が走る

聖火ランナーを務めた武豊騎手=27日午後、滋賀県栗東市(代表撮影・時事)

 競馬の武豊騎手が27日、滋賀県栗東市で東京五輪の聖火ランナーを務め、栗東市民体育館のグラウンドを約200メートル走った。

 同市で少年時代を過ごし、現在は栗東トレーニングセンターを拠点に活動する。開幕が迫る五輪について「延期になって大変だが、多くの人が努力する中、少しでも関わることができて光栄。五輪の存在の大きさを感じた」と振り返った。

 中央競馬の歴代最多勝記録を誇る武騎手。反対論も多い五輪について「選手の気持ちを考えると何とか良い形で成功すればうれしい」と願う。30日には日本ダービーで騎乗。「できれば馬に乗って走りたかった。ダービーで思い切り走って金メダルを取りたい」と笑顔で話した。