秋田犬で地域課題解決、コミュニティーが活性化


福島県南相馬市で、ボランティア活動参加率上昇の効果も

秋田犬で地域課題解決、コミュニティーが活性化

秋田犬の「大馬(だいま)」(福島県南相馬市提供・時事)

 福島県南相馬市は、秋田犬を活用し、地域課題の解決に取り組んでいる。東京電力福島第1原発事故の避難指示が解除された小高区での鳥獣被害対策や、高齢化が進むコミュニティーの活性化に生かす。

 動物行動学が専門の元大学助教授・鈴木延夫さんが秋田犬「サンボ」と移住し、頭数を増やすよう提案したのがきっかけ。

 秋田県大館市から4月末に「大馬(だいま)」の寄贈を受け、2頭で「活動」を開始した。秋田犬と触れ合うことで住民同士のコミュニケーションが生まれ、ボランティア活動の参加率が上がる効果も出ているという。