ワクチン空輸で初のトラブル、着陸を一時断念
強風のため全日本空輸便が成田から羽田空港に着陸を変更
17日午前11時ごろ、新型コロナウイルスワクチンを積んでいるとみられる全日本空輸便が、強風のため成田空港への着陸を断念した。着陸を羽田空港に変更し、同40分ごろ到着した。
全日空が2月にワクチン空輸を始めて以来、トラブルが発生したのは初めて。
関係者によると、着陸を断念したのは、ベルギーのブリュッセル発の中型機で、米製薬大手ファイザー製のワクチンを搭載。羽田で待機し、強風が収まった成田に5時間近く遅れて到着した。貨物室の温度を一定に保つなどワクチンの品質に配慮したもよう。
着陸を断念した当時、成田では最大瞬間風速19・5メートルの強風が吹いていた。