「めぐみへの誓い」、新潟の拉致現場近くで上映
同級生らも鑑賞、拉致被害者の苦しみや家族の闘いを描く
北朝鮮に拉致された横田めぐみさん拉致当時(13)を題材にした映画「めぐみへの誓い」の上映が15日、新潟市内で始まった。上映された映画館「シネ・ウインド」は拉致現場に近く、めぐみさんの当時の同級生らも鑑賞した。
映画は拉致被害者の苦しみや、救出活動に奔走する家族の闘いが描かれた作品。クラウドファンディングで製作費を募ったところ、5000人以上が協力したという。
上映後、野伏翔監督は「家族、被害者の痛みを感じ、助けなければと思ってもらうために作った」と強調。めぐみさんの母早紀江さん(85)の「平和のため力強いメッセージを出し続けることができることを祈る」とのコメントも代読された。
同館は拉致現場となった海岸から約2キロと近く、期限を決めずに上映を続ける。