ゆいレール15年、延伸に期待


沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 「ゆいレール」の愛称で親しまれている沖縄都市モノレール(美里義雅社長)が今月10日、開業15周年を迎えた。総乗客数は開業翌年度から1・5倍以上に増え、昨年、乗客数2億人を達成した。

 乗客数は順調に伸びており、1日平均では開業年度の3万1905人から2017年度には4万9716人になった。今年度は初めて5万人を超える見通し。今や、観光客や通勤・通学の足として定着している。

 ゆいレールは全長13㌔。那覇空港と首里を結ぶ。高い位置で運行するため、車窓からの眺望は、空中散歩しているかのように快適で、特に観光客に人気がある。走行距離こそ短いが、定時・定速運行のため信頼できる。

 楽しみはこれからだ。来年夏にも、モノレールの延長区間が完成。新たな区間は、「首里駅」から浦添市北東部の「てだこ浦西駅」までで、4駅が新設される。

 終点駅は1000台規模の駐車場を備える。パークアンドライド方式で、中北部から那覇市に通勤する人などが駅で車からモノレールに乗り換える人を見込んでいる。

 8日には、開業15周年を記念したシンポジウムが那覇市で行われた。本島中部の沖縄市から参加した女性は、「那覇以外へのアクセスは不便。バスは分かりにくい」と語った。モノレールからバスへのスムーズな連結は必要となってくる。

 一方、日本モノレール協会の石川正和副会長は、「モノレールの普及を応援する議員連盟」がこのほど発足し、沖縄選出の西銘恒三郎議員が副会長に就任したと報告した。今後のモノレールのさらなる延伸に向けて県民の期待と想像も膨らむ。

(T)