新型肺炎でスポーツ界に明暗、開幕戦は無観客で


沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月5日から8日の日程で開かれる「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC=南城市)が無観客で行われることになり波紋が広がっている。

 「2020年は東京オリンピックを控えたシーズンでもあり、できる限りの対策を講じ開催を模索してきましたが、ギャラリー、選手、ボランティアのみなさまの安全確保の観点から、無観客で大会を開催することといたしました」

 日本女子プロゴルフ協会は、公式サイトでこう伝えた。

 ダイキンオーキッドは、ゴルフ国内女子ツアー開幕戦。沖縄県内で行われる最大のゴルフトーナメントで、県内外から多くの観客が訪れる。昨年は4日間で約1万4500人のギャラリーが来場した。しかも今年は、昨年の全英オープンで優勝した渋野日向子(21)が沖縄で初めて見られるとあって、昨年を大きく上回るギャラリー来場が予想されていた。関係者は「チケットの売れ行きが良かっただけに、残念だが仕方がない」と肩を落とした。

 沖縄は国内の他地域と同様、新型コロナウイルスの影響で観光客の減少が顕著だ。ダイキンオーキッドの開幕までには感染が終息に向かうのではと期待されていたが、23日までに県内で3人の感染が確認され、トーナメントをはじめ、多くのイベントが中止または延期になっている。

 一方、プロ野球のオープン戦は22日から24日まで、12試合が県内で無事に開催された。各球場は来場者にマスク着用やロケット風船の使用禁止などのエチケット徹底を呼び掛け、大きな混乱はなく、全国から集まった多くのプロ野球ファンを安堵させた。

(T)