子供を犯罪から守るには? 「110番の家」や交番へ行こう
◆ きょういく Q&A ◆
Q 子供が犯罪被害者の現状はどうなっていますか。
A 警察庁によれば、子供(13歳未満)の犯罪被害は平成25年で約2万7千件です。ピーク時より少なくなっていますが、全被害件数に占める子供の割合は近年上昇傾向にあります。
Q 子供を犯罪から守る対策は。
A すべての都道府県警察は子供安全対策班を設置。子供を対象とする性犯罪の前兆とみられる声掛け、つきまといなどについて情報を収集・分析し、行為者の特定・検挙・指導など、未然防止に努めています。
Q 学校や通学路の安全対策は。
A 子供が安心して登下校することができるよう、通学路や通学時間帯に、警察官によるパトロールを強化。また。退職した警察官などをスクールサポーターとして委嘱し学校へ派遣するなど、学校と連携して児童・生徒の安全に努めています。
Q 子供への防犯教育は行われていますか。
A 小学校や塾などで、子供に身の危険を察知する能力を身に付けさせるための防犯教室を開いています。家庭でも「絶対に知らない人について行ってはいけない」と教えましょう。友達をいっぱいつくって、一人で行動しないように、日頃から言い聞かせることもいいですね。
もし、危険な目に遭いそうになったら、近くの「子供110番の家」のスッテッカーがはってあるボランティアの家や、交番に駆け込むように教えてください。デパートや駅ではぐれたら、店員や駅員に助けを求めることも伝えてください。