悩み事の相談窓口は? 「子供SOSダイヤル」活用を
◆ きょういく Q&A ◆
Q いじめなどで子供たちが悩んだ時、相談できる窓口はありますか。
A 文部科学省では、いじめ問題など悩み事を抱える子供や保護者がいつでも相談できるよう、都道府県・指定都市の教育委員会が夜間・休日を含めて24時間対応可能な相談体制を整備しています。
Q それは、どういうものですか。
A 「24時間子供SOSダイヤル」といって、子供たちがどこからでも、いつでも無料で相談できます。
「0120-0-78310(なやみ言おう)」に電話すれば、電話をかけた所在地の教育委員会の相談機関に接続します。
Q いつかけてもいいの。
A そうです。昨年2月に発覚した川崎市中学1年生殺害事件では、一部の子供がいじめに気付いていたのに、大人に伝わりませんでした。事件の検証を踏まえて、SOSダイヤルについて周知するよう、ポスターが作成されました。
全国の国公私立の小・中・高校など約3万7000校に配布され、学校内、若者が集まる学校周辺の遊技場などに掲示しています。
Q 電話するには、勇気がいります。
A クラスの子がいじめにあっていると見たり感じたり、自分や友人の安全に不安があったりしたら、ひとりで悩まずに先生や両親に相談しましょう。話しにくい時には、SOSダイヤルに相談してみましょう。
そのほかにも、法務局・地方法務局子供の人権110番があります。0120-007-110(全国共通)。受付時間は、平日午前8時30分~午後5時15分です。