自転車事故を減らすには? 「車両」と認識しルール順守を


◆ きょういく Q&A ◆

  自転車の事故は増えているのですか。

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  平成26年に起きた自転車の交通事故は約11万件で、交通事故全体の2割を占めます。都内では35%前後で推移し、全国平均より高くなっています。

  自転車はどこを走ればいいのですか。

  道路交通法上、自転車は「車両」です。車道と歩道の区別があるところでは車道を通行するのが原則。車道では左端を通行し、路側帯では歩行者の通行を妨げないように進行しなければなりません。違反した場合の罰則もあります。

  歩道を走る時はどうしたらいいですか。

  歩道を通行する場合は、車道寄りの部分を徐行し、歩行者の通行を妨げるような場合は一時停止しなければなりません。違反すると、2万円以下の罰金が科せられます。

  子供が自転車に乗る時の注意点は。

  子供の自転車事故は、交差点での安全確認が不十分なことや一時停止がなかったことが主な原因になっています。

 13歳未満が自転車に乗る時は、歩道を走ることができますが、二人乗りや並んで走ることはやめましょう。暗くなったら、ライトをつけることも忘れてはいけません。小学生・幼児は、自転車用ヘルメットをかぶったほうが完全です。

 保護者は小さいうちから道路での危険な行動や交通ルール・マナーを繰り返し教え、「自分の命は自分で守る」ことを身に付けさせることが大切です。子供を対象とした交通安全教室では、歩行訓練・自転車実技訓練なども行っていますから、参加したらいいですね。