学力全国最下位からの脱出に本腰
沖縄県教育庁は、早ければ3年後の2017年春から公立の中高一貫進学校の設置を検討している。国公立大学の合格者数は増加傾向にあるものの、東京大学など難関国公立大の合格者数は他府県と比べると、極めて少ないのが現状だ。成績優秀な生徒の県外流出を防ぐためにも、早期の中高一貫進学校の設置が願われている。(那覇支局・豊田 剛)
諸見里明教育長は4月に開かれた県立学校長研修会で、那覇市に隣接する南風原(はえばる)町にある県立開邦高校に中学部を設置する考えがあることを明らかにした。